今年行きたい展覧会2021―関西を中心に―

京都国立博物館 明治古都館

2021年1月ももう下旬ですが、今年個人的に行きたい展覧会をリストアップしていきます。

来年度の情報がまだ出ていないところも多いので、わかる分をひとまず挙げています。余裕があれば追加情報も載せた改訂版を出すかもしれません。

私が行ける範囲ということで関西が中心ですが、他の地域で気になる展覧会も載せています。(今年もあまり自由に行き来できる状況ではないのでなかなか厳しいなあと思っていますが)

2021年行きたい展覧会 

※関西以外は青字で記しています。
(巡回)は必ずしも該当の館から巡回スタートではありません。全国の巡回は割愛します。ご了承ください。

大阪市立東洋陶磁美術館
黒田泰藏 
2020年11月21日~2021年7月25日

細見美術館
特別展 日本の色-吉岡幸雄の仕事と収集- 
1月5日~4月11日

大和文華館特別企画展 
大人の嗜 立花・鉄砲・古画鑑賞 
1月6日~2月14日

三重県立美術館
SHOCK OF DALI-サルバドール・ダリと日本の前衛- 
1月9日~3月28日

奈良県立美術館
広重の名所江戸百景 併催:新収蔵品・新寄託品を中心に 
1月16日~3月14日

兵庫県立歴史博物館
絵そらごとの楽しみ ― 江戸時代の絵画から ―
1月30日~3月21日

あべのハルカス美術館
リヒテンシュタイン侯爵家の至宝展
1月30日〜3月28日

国立工芸館(東京国立近代美術館工芸館)
うちにこんなのあったら展 気になるデザイン×工芸コレクション
1月30日~4月15日

中之島香雪美術館
特別展 源氏物語の絵画-伝土佐光信の源氏絵をめぐって- 
1月30日~3月14日

嵯峨嵐山文華館
絵でよむ百人一首と源氏物語 
前期1月30日~3月1日 後期3月3日~4月11日

福田美術館
栖鳳の時代-匂いまで描く- 
1月30日~4月11日

神戸ファッション美術館
こわくて、たのしい スイスの絵本展-クライドルフ、フィッシャー、ホフマンの世界 
1月30日~3月28日

三井記念美術館
特別展 小村雪岱スタイル-江戸の粋から東京モダンへ
2月6日〜4月18日

美術館「えき」KYOTO
ニューヨークが生んだ伝説の写真家 永遠のソール・ライター
2月13日〜3月28日

グランフロント北館ナレッジキャピタル イベントラボ
びじゅチューン!EXPO~ときめき立体ミュージアム~
3月10日~4月11日

MIHO MUSEUM
特別展 MIHO MUSEUMの現代美術 
3月13日~6月13日

府中市美術館
与謝蕪村 「ぎこちない」を芸術にした画家
3月13日〜5月9日

東京都現代美術館
ライゾマティクス_マルティプレックス
3月20日~6月20日

SOMPO美術館
生誕150年記念 モンドリアン展 純粋な絵画をもとめて
3月23日〜6月6日

大阪市立美術館
特別展 豊臣の美術 
4月3日~5月16日

あべのハルカス美術館
グランマ・モーゼス展
4月17日〜6月27日

静岡市美術館(巡回)
キューガーデン 英国王室が愛した花々
4月17日〜6月6日

奈良国立博物館
聖徳太子1400年遠忌記念特別展 聖徳太子と法隆寺 
4月27日~6月20日

岡崎市美術博物館(巡回) 
渡辺省亭 欧米を魅了した花鳥画 
5月29日~7月11日

三菱一号館美術館
三菱の至宝展
6月30日~9月12日

大阪歴史博物館(巡回)
あやしい絵
7月3日 ~ 8月15日

あべのハルカス美術館
ポーラ美術館コレクション展
7月9日〜9月5日

サントリー美術館
開館60周年記念展 ざわつく日本美術(仮称) 
7月14日~8月29日

京都市京セラ美術館
上村松園
7月17日〜9月12日

嵯峨嵐山文華館
くらべてわかる江戸絵画
7月17日〜10月11日

大阪市立美術館(巡回)
千四百年御聖忌記念特別展 聖徳太子
9月4日〜10月24日

泉屋博古館
企画展 木島櫻谷 四季の金屏風と京都画壇 
9月11日~10月24日

国立新美術館
マティス 自由なフォルム
9月15日~12月13日

MIHO MUSEUM(巡回)
特別展 ミネアポリス美術館 日本絵画の名品 
9月18日~12月12日

アサヒビール大山崎山荘美術館(巡回)
和巧絶佳展 -令和時代の超工芸
9月18日~12月5日

SOMPO美術館
川瀬巴水展(仮称)
10月2日〜12月26日

2022年の分も…

奈良国立博物館(巡回)
国宝 聖林寺十一面観音-三輪山信仰のみほとけ- 
2022年2月5日~3月27日

京都国立博物館(巡回)
特別展 最澄と天台宗のすべて 
2022年4月12日~5月22日

個人的に熱い展覧会

◎楽しみにしているのは、

・大阪歴史博物館「あやしい絵」7月3日 ~ 8月15日
絶対面白いという謎の自信があります!

・グランフロント北館ナレッジキャピタル イベントラボ「びじゅチューン!EXPO~ときめき立体ミュージアム~」3月10日~4月11日
普段から番組(歌・映像)を見ていて好きだから。展示は初めてでグッズも楽しみです。今からYoutubeで家族にも布教しています。

〇近代京都画壇の画家について興味が出てきたのでその系統の展覧会は外したくないと思っています。
・福田美術館「栖鳳の時代-匂いまで描く-」1月30日~4月11日
・京都市京セラ美術館「上村松園」7月17日〜9月12日
・泉屋博古館「企画展 木島櫻谷 四季の金屏風と京都画壇」9月11日~10月24日

〇岡崎市美術博物館「渡辺省亭」展、関西に巡回してくれないのが悲しい限り…近年注目を集めている絵師です。(皆さん次のブームを作るのに必死ですね)展覧会でちょこちょこ見るようになりましたが、まとまった作品を見たいです!!

ついでに、今年の目標

今年も無理せず、充実した美術鑑賞ライフを送りたいと思います!
そしてできるだけ(早く)記録に残して多くの方と共有したいです!

2020年の展覧会ベスト5

ごあいさつ

明けましておめでとうございます。

さて、今年の目標などの前に、昨年見てきた展覧会の総括をしたいと思います。昨年末、Twitterの方では #2020年の展覧会トップ3 というタグで既に発表しましたが、記事にするには年内に間に合わず…この記事ではベスト3を選んだ理由、おまけで4位・5位の発表も含めて記していこうと思います。

第1位 「飄々表具」細見美術館

一部の展示は写真撮影可でした 那智の滝、実は写真です
こちらはまだ記事にできていません…

京都市京セラ美術館で杉本博司「瑠璃の浄土」の展覧会が開催されていた同時期にやっていた展覧会です。「瑠璃の浄土」も同じ日に見に行ったのですが、宗教的な空間というのがどうもしっくりこなくて、その直後に見たのでこちらの展示が健やかで、楽しく見えたのかもしれません。

杉本博司の存在を知ったのは学生時代の頃。指導教授から「今最も稼いでいる現代美術のアーティスト」と教えてもらいました。それで見に行ったのが国立国際美術館での「歴史の歴史」展です。彼が収集した文化財を扱いながら現代美術として展示をするというのが非常に不思議な感じがしたものです。そこから注目しているアーティストになりました。

今回は、普段、脇役である表具を主役にした展覧会。それだけでも面白そうなのに、杉本博司の審美眼×発想が爆発していて、見ていてワクワクする展示でした。
中身の作品のチョイスも様々なジャンルがあり、表具は控えめに作品を支えるというよりは、違う面白さを増幅させているように感じました。骨董などの中身とそれに合わせた軸、そして同じく骨董や異素材の飾り物の組み合わせを一つ一つ楽しみながら見て回りました。本当に、彼は現代の数寄者と思えてきます。

この展覧会はこちらの書籍がもとになっています。興味がある方は手に入れてみてはどうでしょうか?細見美術館のミュージアムショップでも人気で売り切れたりすることもあるそうです。

料理本というのがまた面白い

第2位 「皇室の名宝」京都国立博物館

記事はこちら

宮内庁三の丸尚蔵館の所蔵品、その中でも名品を京都に持ってきてくださった展覧会です。

行きたいと思っていながらなかなか行けなかった宮内庁三の丸尚蔵館、こんなありがたい機会は逃すわけありません。特に若冲の動植綵絵、旭日鳳凰図がお目見えとあってとても嬉しかったです。(結局、後期展示の旭日鳳凰図は見られずに終わってしまいました。今後リベンジしたいです!)

そのほかの近世絵画がとにかくビッグネームの名品揃いで、前期・後期でほぼ入れ替えとなるラインナップ!近世絵画のコーナーは何往復もしました。絵巻や書など含め、全体的にテンションが上がりっぱなしの鑑賞となりました。

第3位 「カラヴァッジョ」あべのハルカス美術館(巡回)

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関西には巡回で昨年末から今年2月にかけて開催されていました。

数年前、イタリア旅行に行ったときガイドブックにカラヴァッジョの絵画が見られる教会など掲載されていたのですが、時間の関係でそこまで回り切れず、あとから見てみたいという気持ちが強くなってきました。そこにこの展覧会、しかも日本初公開が結構あったので、とても楽しみでした。
当初、チラシのメインヴィジュアルだった「ホロフェルネスの首を斬るユディト」の作品が来ないとなった時には、特に驚きませんでした。「ああ、イタリアならやりそう…」そう思ってしましたね。

カラヴァッジョの作品はもとより、その波乱万丈の人生も面白く、展示室内のヤマザキマリ先生の描くカラヴァッジョと解説を読んでいくのも楽しかったです。あと「リュート弾き」の作品の前に、実際の果物やモノを絵と同じように配置して見せる工夫もありました。「ユディト」の代わりにメインヴィジュアルになった「法悦のマグダラのマリア」はその表情など得も言われぬ作品で、見れば見るほど自分の中でいろいろな解釈が生まれそうな気がしました。(最終的には記事に書いた通りです。)
ますますカラヴァッジョに興味がそそられた展覧会でした。

今春は「キリストの埋葬」が日本にやってきます。(国立新美術館「キリストの埋葬」展)まだまだカラヴァッジョの熱は冷めない感じですが、関西に巡回しないのが非常に残念です。

第4位 「毘沙門天」展 奈良国立博物館

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仏像もよく展覧会やお寺に見に行きますが、四天王像は割とよく見る仏様です。その中でも多聞天、特に独尊として祀られる「毘沙門天」は人気がありますが、いまいちよく知らない仏様だったので基礎的な部分からとても興味深く拝見しました。バラエティ豊かな毘沙門天とその眷属たちを一堂に見ることができ、発見の多い展覧会でした。特に、ウィッシュポーズの尼藍婆、毘藍婆が可愛らしくて、見た目にもインパクトありでした。

コロナの脅威が迫りつつある時期で、展覧会途中で休館、そして終了となってしまったのがとても残念でした。

第5位 「瑞獣伝来」展 泉屋博古館

こちらはまだ記事にできていません…

龍・虎・鳳凰という瑞獣にスポットを当てた展覧会でした。
おめでたい想像上の生き物を描く、これこそ作家の腕の見せ所ではないかと私は考えています。それ故に受け取り方や捉え方に変遷があったり、絵画から工芸品までとても面白い題材で、楽しみにしていた展覧会の一つです。

期待を裏切らないラインナップでしたが、難点を挙げるとすれば作品数がそんなに無かったことです。企画展示室の広さからいって仕方のないことだと思いますが、もっと見たかった!というのが正直なところ。それくらい面白い展示でした。それでも、ついでに中国青銅器をたくさん見たので満足度は100%になりました。

あと、滅多に買わない展覧会図録を買った展覧会でもあります。瑞獣の変遷についてわかりやすくまとめられていると思います。まだしっかり読めていないので、これからゆっくり楽しみたいと思います。

以上が昨年2020年の展覧会トップ5です。いかがでしたでしょうか?

終わりに

昨年は数えてみたら展覧会には17件、お寺の仏像拝観は2件行っていました。思っているよりも行くことができていて、ありがたい限りです。快く送り出してくれる家族にも感謝したいと思います。

今後の見通しが立たない状況にありますが、今年も無事に展覧会が開くことを願っています。そして自分自身も健康に気を付けて、美術館・博物館に足を運べるようにしたいですね。

まずは昨年の記録を地道に記事に挙げていくことから始めたいと思います。今年もどうぞよろしくお願いいたします。